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オープンソースソフトウェアにおける議論間隔の調査
概要

IT人材が不足する中で効率的にソフトウェア開発を進めるために,クラウドソーシングやインナーソーシ ングを利用する開発手法が提案されている.しかし,これらの開発手法では,非同期コミュニケーションにより開発を進めるため,質問などに対する返答や解決までの時間(議論間隔)が長くなることで問題が生じる場合がある.そのため,開発方法を非同期コミュニケーションに合わせて再設計する必要があり,そのための指針として具体的な数値が必要である.本稿では,非同期コミュニケーションによりソフトウェア開発を行うオープンソースソフトウェアにおいて,どの程度の議論間隔が許容されているのかを,開発方法を再設計する上での1つの指針として調査した.調査の結果,開発の段階によって議論間隔が異なる可能性があり,長いケースは1週間より長い時間がかかり短いスパンの開発には対応できないが,短いケースは1日以内の議論間隔となっていることがわかった.
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