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Fault-proneness Filtering: スパムフィルタに基づく不具合混入ソフトウェアモジュールの予測手法
  • 2009年1月
  • 生産と技術 / 61(1) / pp. 38-43 /
概要

不具合を含みそうなソフトウェアモジュール(Fault-prone(FP) モジュール) の検出はソフトウェア工 学における重要な問題の1つであり,これまでにも多くの研究が行われてきた.それらの研究の多く はソフトウェアの複雑度メトリクスなどに基づいたモデルによる予測であった.しかし,モデルの構 築にはメトリクスの収集環境が必要となるため,そのことも適用を難しくしている.  そこで我々は,ソースコードに対して簡単に適用できるFault-prone モジュールの検出手法として, スパムフィルタに基づいたFault-prone モジュール検出法「Fault-prone フィルタリング」を提案して いる.この手法はソースコードのみを入力とすることができ,また,全く事前の知識がない状態から でも開発プロジェクトに適用できるという特徴を持つ.本稿では適用実験としてオープンソースソフ トウェアeclipse に対して予測を行い,予測精度についての評価を行った.
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