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コスト見積り誤差評価の統計的仮説検定を用いた考察
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概要

本研究では,プロジェクトデータの分析に採用するコスト予測精度に関する分類 基準と,その分類で使用するしきい値について統計的仮説検定を用いて考察する. まず,分類基準に関しては,コストの見積り誤差がマイナス方向に大きくふれた プロジェクト(例えば,見積りよりも20\%少ないコストで終了したプロジェクト) を成功プロジェクトと混乱プロジェクトのいずれとみるかの分類基準について議 論する.統計的仮説検定の結果,そうしたプロジェクトを混乱プロジェクトとす ることの妥当性が確認できた. 次に,分類のしきい値については,幾つかの代表的なしきい値について実際にク ラス分けをして,統計的仮説検定を行った.その分析の結果,$\pm10\%$をしき い値として成功プロジェクトと混乱プロジェクトに分けるという開発現場で利用 されている基準値の妥当性が確認できた. なお,これらの妥当性の確認はあくまでも今回の分析の対象としたプロジェクト においてできたことであって,現時点では必ずしも一般化できる状況にはない.
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