マイクロコントローラの低価格化と高性能化,そして開発環境の充実化が進むにつれ,企業だけでなく個人でもIoT開発を行う例が増えている.その内容もLED点滅などの簡単な処理のみに留まらず,重要なデータを扱うような開発事例も散見される.よってマイコン開発でのセキュリティ対策の重要性も増してきているが,個人開発において,追加で認証専用デバイスを購入したりそれらを用いた複雑なシステムを構築するのは労力を要する作業である.そこで本研究では,多くのマイコンデバイスに標準搭載されている汎用センサのみを用いて,簡単な操作で認証機能を実現する手法を開発する.具体的には,マイコンデバイスに搭載されている加速度やジャイロなどのセンサの値を用いて,デバイスを持つだけで個人認証を行う方法を調査する.シンポジウム当日は,この目的達成に向けた実験計画をまとめ,可能であれば予備実験の結果を発表する予定である.