Thesis
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オープンソースC++プロジェクトにおける型推論auto の利用傾向に関する実証的調査
  • February 2026
  • 卒業研究報告書 / 京都工芸繊維大学 工芸科学部 情報工学課程 /
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Abstract

C++11 で導入された型推論キーワードauto には全面使用から限定使用まで規範的対立があるが,大規模な実態調査は行われていない.本研究では,Debian ソースパッケージを起点とした1,257 プロジェクト・1,336,640 宣言をClang AST 静的解析で抽出し,普及・文脈・方針差の3 軸で分析した.分析の結果,宣言ベースの採用率は2.93%にとどまり,使用は一部プロジェクトに極端に集中していることが明らかになった.また,範囲for 文やラムダ式など型推論の便益が高い文脈では採用率が顕著に上昇する一方,組み込み型では低位にとどまり,文脈便益に応じた合理的な使い分けが行われていることが確認され,階層モデル分析により,採用方針はリポジトリ間で多次元的かつ連続的に分布することが示された.これらの知見は,コーディングガイドラインの策定,静的解析ツールのリポジトリ単位設定,およびコードレビューにおける文脈別推奨度の運用に定量的根拠を与える.
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