Daiki Watanabe,Kinari Nishiura,Osamu Mizuno
組み合わせテストによる不具合誘発パラメータ組み合 わせの特定は,ソフトウェア開発者が不具合誘発の原因 となる要因を特定する上で重要な役割を果たす.近年, 様々な研究者によって組み合わせテストの手法が数多く 提案されている.一方で,不具合の個数や不具合誘発条 件の複雑さ,用いるシステムの規模などで示されるある 特定の状況下において,実際どの手法を用いれば最も効 率よく正確に不具合誘発パラメータ組み合わせを特定で きるのかという疑問が抱かれる.本論文では,これまで に提案された 3 種類の従来手法を用いて,組み合わせテ ストにかかる処理時間,必要な追加テストケースとその 実行回数,不具合特定成功率といった 3 つの観点を中心 に比較評価を行った.実験の結果,用いたテストスイー トの変化による同一手法内でのデータの変化や,同一の テストスイートにおける 3 種類の従来手法の実験結果 の差異について収集することが出来た.また,得られた データを元に比較を行い,3 種類の従来手法の有用性の 差別化や,テストスイートの変化が引き起こす影響につ いての結論を示した.
渡辺 大輝,西浦 生成,水野 修
Daiki Watanabe,Kinari Nishiura,Osamu Mizuno
ソフトウェア・シンポジウム2018論文集
786
6
47-56
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不具合誘発パラメータ組み合わせ特定三手法の比較評価
2018
Daiki Watanabe
渡辺 大輝
Daiki Watanabe
781
卒業研究報告書, 京都工芸繊維大学
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7
不具合誘発パラメータ組み合わせ特定三手法の比較評価
2018