Hideaki Hata,Osamu Mizuno,Tohru Kikuno
メソッドレベルの履歴管理は,開発時のみならず保守管理においても非常に有用であると考えられ る.本稿では,ディレクトリ階層の変更やメソッドシグネチャの変更をも追跡するメソッドトレーサ ビリティの実現を目指す.この時,ユーザからの明示的な入力を必要とせず,既に履歴を保存してい るリポジトリから情報を抽出し,リポジトリを再構築するというアプローチで取り組む.実現に向け ての課題は次の 3 つにまとめられる.(1) 変更前後のメソッドの対応付けを自動的に行う,(2) 任意の メソッドのログを出力できる履歴管理を行う,(3) 既存のリポジトリから,履歴を再現するよう情報 を抽出する.これらの課題に対して,分散バージョン管理システムである Git の機能を活用してシス テムを構築した.オープンソースプロジェクトでの適用結果から有用性を確認した.
畑 秀明,水野 修,菊野 亨
Hideaki Hata,Osamu Mizuno,Tohru Kikuno
ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム2010 (SES2010)
Software Engineering Symposium 2010
616
8
東洋大学,東京
情報処理学会
57-62
2
リポジトリ再構築によるメソッドトレーサビリティの実現
Reconstructing Software Repositories for Method Traceability
2010
Yoshiyuki Harada
原田 禎之
Yoshiyuki Harada
卒業研究報告書, 京都工芸繊維大学
732
2
7
Gitリポジトリのマイニングにおけるクエリ言語の活用
2016
Yoshitaka Matsumura
松村 好剛
Yoshitaka Matsumura
先端科学技術演習報告書, 京都工芸繊維大学
666
2
7
テキストフィルタに基づく不具合検出手法の細粒度リポジトリへの適用と評価
2012