Yasuhiro Hamano,Sousuke Amasaki,Osamu Mizuno,Tohru Kikuno
本論文では,我々はソフトウェアプロジェクトを混乱プロジェクトに陥れるリスク要因の特定
を目指す.まず最初に相関ルールマイニングを実際のソフトウェア開発の現場から集めた質問
データに適用する.その結果,リスク要因に関するいくつかの特徴的なルールを抽出した.
次に,抽出できたルールの有用性を評価するためにロジスティック回帰分析で抽出されたリス
ク要因との比較を行った.比較の結果,抽出したルールとそのルールから導き出せるリスク要
因が混乱プロジェクトの特定に有用であることを確認した.
浜野 康裕,天嵜 聡介,水野 修,菊野 亨
Yasuhiro Hamano,Sousuke Amasaki,Osamu Mizuno,Tohru Kikuno
480
コンピュータソフトウェア
JSSST Computer Software
2
2
79-87
0
相関ルールマイニングによるソフトウェア開発プロジェクト中のリスク要因の分析
Application of Association Rules Mining to Analysis of Risk Factors in Software Development Projects
http://www.jstage.jst.go.jp/article/jssst/24/2/24_2_79/_article/-char/ja/
24
2007
Yasuhiro Hamano, Sousuke Amasaki, Osamu Mizuno, Tohru Kikuno
浜野康裕,天嵜聡介,水野修,菊野亨
第12回ソフトウェア工学の基礎ワークショップ(FOSE2005)
449
11
仙台
87-96
2
ソフトウェア開発プロジェクト中のリスク要因に対するルールマイニングを利用した分析
2005
Takanari Hamasaki,Osamu Mizuno,Tohru Kikuno,Yasunari Takagi
本報告では, リスク管理のために開発したプロジェクト 質問表の回答のクラスタ分析, 及びソフトウェア開発プ ロジェクトのクラスタ分析を用いた混乱予測について述 べる.
ソフトウェアの開発現場では, プロジェクト管理の重要 性が益々高まってきている. 特にプロジェクトが混乱す るか否かを早い段階で発見することが求められている. 我々は, ある企業の協力を得て, ソフトウェア開発プロ ジェクトのマネージャからのリスク調査アンケート結果 に対してロジスティック回帰分析を行い, プロジェクト が混乱するかどうかの予測を行う手法を提案してきた.
しかし, 従来の手法ではアンケート項目の一部のみがモ デルのパラメータとして利用されるため, ある特定のリ スク要因のみが混乱プロジェクトを決定していた. その ため, 多くのアンケート項目を活かして, しかも現場に適 用可能な手法の開発が強く求められていた.
そこで, 本研究では全てのアンケート項目を利用しなが らプロジェクトの混乱予測を行う手法の開発を目指す. まずリスク調査アンケートの結果にクラスタ分析を適用 することで, プロジェクトを成功プロジェクトと混乱プ ロジェクトに分類できることを示す. 次に, クラスタ分析 による分類を利用して, 新規プロジェクトの混乱予測を 行う手法を提案する. 実際のプロジェクトデータを用い た適用実験の結果, 実験対象のプロジェクト全てを提案 法で正しく予測できることを確認した.
濱崎 考成,水野 修,菊野 亨,高木 徳生
Takanari Hamasaki,Osamu Mizuno,Tohru Kikuno,Yasunari Takagi
ソフトウェアシンポジウム2002論文集
269
7
松江
159-166
2
リスク管理のためのアンケート回答のクラスタ分析と混乱プロジェクト発見への応用
2002
Takuya Adachi,Osamu Mizuno,Tohru Kikuno,Yasunari Takagi
本報告では,ソフトウェアプロジェクトに対するリス ク調査アンケートに基づいた開発コスト誤差,開発期間 誤差 (ここでは見積値と実績値の差を誤差と呼んでいる) の予測式の作成と分析について述べる.これまでに,あ る企業より提供されたリスク調査アンケートデータを 基にしたプロジェクトの混乱予測の研究を行ってきてい る.そこでは現場のプロジェクトマネージャに混乱要因 に関するアンケートを配布・回収し,そのデータを利用 してプロジェクトが混乱するか否かを統計的に予測して きた.この手法が高い精度で混乱予測に役立つことは確 認された.
本研究では具体的なメトリクスである開発コスト誤差 と期間誤差を予測する式の作成を行う.これらの予測を 利用することで従来の混乱予測がより強化できるものと 考えている.具体的には,アンケートデータを使った重 回帰分析を行って予測式を作成する.次に,予測式を利 用してコストと期間誤差の予測値を算出し,順位相関に 基づく評価を行う.最後に,こうして求めたコストと期 間誤差の値に基づいてプロジェクトの混乱予測を行う試 みについても議論する.
足立 卓也,水野 修,菊野 亨,高木 徳生
Takuya Adachi,Osamu Mizuno,Tohru Kikuno,Yasunari Takagi
ソフトウェアシンポジウム2001論文集
268
6
高知
109-115
2
リスク調査に基づくコストと期間の誤差予測とその統計的分析
2001
Tohru Kikuno, Osamu Mizuno
菊野亨,水野修
12
JISA会報
9
59
57-67
5
ソフトウェアプロジェクトの混乱回避のためのリスク予測モデルの開発
2000
Junya Debari,Tohru Kikuno,Osamu Mizuno,Nahomi Kikuchi,Masayuki Hirayama
出張 純也, 菊野 亨, 水野 修, 菊地 奈穂美, 平山 雅之
Junya Debari,Tohru Kikuno,Osamu Mizuno,Nahomi Kikuchi,Masayuki Hirayama
ウィンターワークショップ2010・イン・倉敷 論文集
598
1
倉敷
115-116
3
相関ルールに対するクラスタ分析によるソフトウェアプロジェクトのリスク抽出
Extracting Risks of Software Projects by Clustering Association Rules
2010
Masashi Hamamatsu,Junya Debari,Osamu Mizuno,Tohru Kikuno
濱松 雅, 出張 純也, 水野 修, 菊野 亨
Masashi Hamamatsu,Junya Debari,Osamu Mizuno,Tohru Kikuno
ソフトウェア信頼性研究会第5回ワークショップ(FORCE2009)論文集
572
3
和歌山市
85-90
3
有意確率に対するクラスタ分析によるリスク要因間の関係抽出
2009
Junya Debari,Yasuhiro Hamano,Osamu Mizuno,Tohru Kikuno
出張 純也,浜野 康裕,水野 修,菊野 亨
Junya Debari,Yasuhiro Hamano,Osamu Mizuno,Tohru Kikuno
ソフトウェア信頼性研究会第4回ワークショップ論文集
507
6
松山市
9-16
3
リスク要因間の特徴抽出のための相関ルールに対するクラスタ分析
2007
Xiaoning Li, Osamu Mizuno, Tohru Kikuno
李暁寧,水野修,菊野亨
電子情報通信学会技術研究報告
420
1
582, SS2003-30
13-18
3
リスク要因を考慮したシステムダイナミクスに基づくソフトウェアプロジェクトシミュレータの開発
103
2004
Osamu Mizuno
水野修
556
電子情報通信学会2003年総合大会
3
TA-4-3
9
チュートリアル講演: プロジェクトのリスク予測へのペトリネットの応用
2003