Kinari Nishiura,Osamu Mizuno,Eunjong Choi
ソフトウェアの品質を高く保つため,ソフトウェアテストが盛んに行われている.テストコードを用いた自動テストは,テスト実行の労力を軽減するが,テストコードの作成には労力が必要となる.既存のテストコード自動生成技術は,入力として何らかの文書を必要とするか,でなければ非常に単純な単体テストのみしか作成できない.一方,既存のテストコードを再利用することで,使用されていた実績があり人手で作られたものに近い高品質なテストコードを手軽に生成できる可能性がある.我々は新たなJavaテストコード自動生成技術の開発に向け,その第一歩として,あるテストメソッドを実行可能性を保ちつつ自動的に移植する手法およびそれが可能となる条件を構想した.さらにオープンソースのJavaプロジェクトを調査し,テストコードの再利用元として使用できるリポジトリが1,862件存在することや,大半のテストメソッドはテスト対象コードに高々2つの依存を持つこと,そうした依存関係を保つ移植によって本来必要なテストメソッドの平均83%を生成できる可能性を実証的に示し,既存テストコードの再利用による自動生成手法が現実的かつ有益であることを示した.
西浦 生成,水野 修,崔 恩瀞
Kinari Nishiura,Osamu Mizuno,Eunjong Choi
887
情報処理学会論文誌
Trans. of Information Processing Society of Japan
4
(c)情報処理学会
4
1019-1028
0
Javaテストコードの再利用による自動生成に向けた移植可能なテストメソッドの調査
An Investigation of Transplantable Test Methods toward Automatic Java Test Codes Generation by Reusing Existing Test Codes
62
2021
Akira Goto,Norihiro Yoshida,Kenji Fujiwara,Eunjong Choi,Katsuro Inoue
後藤 祥,吉田 則裕,藤原 賢二,崔 恩瀞,井上 克郎
Akira Goto,Norihiro Yoshida,Kenji Fujiwara,Eunjong Choi,Katsuro Inoue
789
情報処理学会論文誌
2
2
627-636
0
機械学習を用いたメソッド抽出リファクタリングの推薦手法
56
2015
Akira Goto,Norihiro Yoshida,Kenji Fujiwara,Eunjong Choi,Katsuro Inoue
後藤 祥,吉田 則裕,藤原 賢二,崔 恩瀞,井上 克郎
Akira Goto,Norihiro Yoshida,Kenji Fujiwara,Eunjong Choi,Katsuro Inoue
791
コンピュータソフトウェア
9
3
318-324
0
メソッド抽出リファクタリングが行われるメソッドの特徴調査
31
2014
Hideaki Hata,Ryosuke Morii,Osamu Mizuno,Tohru Kikuno
ソフトウェアの開発において,プログラムの再利用や効率的なプログラム作成のた めに,API(Application Program Interface)が用いられる.しかし,使用方法や 使用例についてのドキュメントが整備されていないことも多く,API を適切に使用 することは難しい.API の設計や提供方法などについての定性的な議論は行われて いるが,これまで定量的な分析はほとんど行われていない.本稿では,不具合修正時 に各メソッド呼び出しに対する変更が実際にどれほど行われているかを分析する.特 に,不具合修正時に頻繁に修正される特徴的なメソッド呼び出しがあるか,複数のプ ロジェクトで共通して頻繁に変更されているメソッド呼び出しはあるか,プロジェク トの時間経過によって変更対象となるメソッド呼び出しに変化はあるか,を明らかに することを目標とした.各変更がどのメソッド呼び出しに影響するかを明らかにする ため,プログラム依存グラフに基づく分析を行った.7 つの Java のオープンソース プロジェクトに対してケーススタディを行った.分析結果から,プロジェクト特有の 頻繁に変更されるメソッド呼び出しがあること,複数のプロジェクトにて頻繁に変更 されているメソッド呼び出しもあること,時間経過によって変更対象となるメソッド 呼び出しが変化することを明らかにした.
畑 秀明,森井 亮介,水野 修,菊野 亨
Hideaki Hata,Ryosuke Morii,Osamu Mizuno,Tohru Kikuno
605
情報処理学会論文誌
Trans. of Information Processing Society of Japan
2
2
801-816
0
不具合修正に関わるメソッド呼び出しの変更についての定量的分析
Quantitative Analysis of Method Call Changes Related to Bug Fixing
52
2011
Yuki Kobayashi,Osamu Mizuno
小林 勇揮,水野 修
Yuki Kobayashi,Osamu Mizuno
ソフトウェア信頼性研究会ワークショップ(FORCE2018)
867
12
3
ソースコード要約における メソッドの抽出的要約手法の提案
2018
Hideaki Hata,Osamu Mizuno,Tohru Kikuno
コメント文はソースコードの理解を助ける働きが期待されるが,
不適切なコメント文は不具合の要因となる可能性がある.
ソースコードはプロジェクトの成長に伴い更新されるものであるが,
変更されたソースコードに対応するコメント文が適切に更新されないと
不適切な内容となりうる.ソースコードの履歴に基づく不具合予測やコメント
文と不具合との関係についての研究はいくらか行われているが,
コメントの履歴やコメントとソースコードの対応を調査した研究はこれまで報
告されていない.本稿ではメソッドとそのメソッドに対応するコメント
(メソッドコメント)に注目し,メソッドコメントの履歴,メソッドコメントと
メソッドの不具合との関係について調査する.
オープンソースのプロジェクトにおける調査結果を報告する.
畑 秀明,水野 修,菊野 亨
Hideaki Hata,Osamu Mizuno,Tohru Kikuno
電子情報通信学会技術研究報告
625
12
伊香保温泉
336, SS2010-41
13-18
3
メソッドに対するコメント文記述の変更履歴とメソッドの不具合との関係に関する実証的考察
An Empirical Study on Relationship between Change History of Method Comments and Method Bugs
110
2010
Ryosuke Morii,Hideaki Hata,Osamu Mizuno,Tohru Kikuno
森井 亮介,畑 秀明,水野 修,菊野 亨
Ryosuke Morii,Hideaki Hata,Osamu Mizuno,Tohru Kikuno
電子情報通信学会技術報告
596
3
鹿児島大学
456, SS2009-57
55-60
3
メソッド呼び出しに関する不具合修正での変更作業の分析
On the Analysis of Method Call Changes Related to Bug Fixes
109
2010
Hideaki Hata,Ryosuke Morii,Osamu Mizuno,Tohru Kikuno
畑 秀明, 森井 亮介, 水野 修, 菊野 亨
Hideaki Hata,Ryosuke Morii,Osamu Mizuno,Tohru Kikuno
ソフトウェア信頼性研究会第6回ワークショップ(FORCE2010)論文集
609
3
仙酔島, 福山市
55-62
3
開発履歴データのマイニングによるメソッド呼び出し修正の定量的分析
2010
Keito Wakabayashi
若林 奎人
Keito Wakabayashi
903
2
7
京都工芸繊維大学
API呼び出し情報に基づいたメソッド名の推薦手法の提案
2021
Yuki Kobayashi
小林 勇揮
Yuki Kobayashi
801
2
7
京都工芸繊維大学 大学院工芸科学研究科
ソースコードにおけるメソッドの抽出的要約手法の提案
2019